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2月 25th, 2010
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3月13-14開催の証言集会のチラシ
と9条フェスタ2009報告(絵鳩さん証言)を、「チラシ」と「会報バックナンバー」にそれぞれ公開しました。

ニュース

2010年3月13-14日 証言集会のご案内

2月 23rd, 2010
2010å¹´3月13-14æ—¥ 証言集会のご案内 はコメントを受け付けていません

3月13日(土)、14日(日)の両日、連続して神奈川支部証言集会を開催します。

今回は市民活動フェアに参加して行いますが、神奈川証言集会は通算で14回目、および15回目の開催となります。

証言者の高齢化による困難性は極まっています。貴重な機会にぜひ大勢の参加を期待します。

以下はチラシの原文です。参照してください。

今しか聞けない!神奈川証言集会

(「市民活動フェア2010」参加企画)

http://homepage2.nifty.com/siminkatudoufair/

http://homepage2.nifty.com/siminkatudoufair/fa2010/basho.pdf

http://homepage2.nifty.com/siminkatudoufair/fa2010/sanka.htm

<場所>  かながわ県民センター304(横浜駅から徒歩5分)

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html

資料代 500円(学生は無料です)

<日時> 3月13日(土)13時開会(10時30分よりビデオを上映しています)

証言:「「山西残留」は軍命であった」

証言者:稲葉績さん(86才:「山西省残留」体験者)

解説者:石田隆至さん(大学教員) 張宏波さん(大学教員)

・稲葉さんは敗戦後も軍の命令で山西省に残された、映画「蟻の兵隊」の数少ない当事者の一人です。4年間も八路軍と、終わったはずの激しい戦争を継続した。そしてその戦争でも敗北し、太原戦犯管理所に収容された。「山西残留」の実態と太原戦犯管理所での体験を、解説者との対談でその真相を明らかにしていただきます。

<日時> 3月14日(日)13時開会(10時30分よりビデオを上映しています)

証言:「監獄が自己改造の学校であった」(撫順戦犯管理所の体験)

証言者:絵鳩毅さん(96才:中国帰還者連絡会会員)

・間もなく97才を迎えられる絵鳩さんは、5年間の軍隊生活の内4年間中国での戦争を体験して、北朝鮮で敗戦を迎えました。その後、シベリアへ5年間抑留され、さらに中国に移管されて撫順戦犯管理所に収容されました。今回は、「撫順戦犯管理所の6年間に何があったのか」について中心的にお話しをしていただきます。

* 高齢の証言者の体調の事情によってはビデオ証言とさせていただく場合もあります。

<主催> 撫順の奇蹟を受け継ぐ会神奈川支部(連絡先 松山 � 046-871-4263)

以下はチラシの裏面です。

稲葉 績さんについて(3月13日証言者)

山西省残留兵についてご存じですか

稲葉さんは映画「蟻の兵隊」の主人公、奥村和一さんと同様の体験者です。

稲葉さんは、1943年10月に学徒動員で入隊し、12月には中国山東省へ通信部隊として派遣されました。45年8月15日、「河南作戦」の帰路、山西省の省都太原で敗戦を迎えました。

帰国のために待機中、翌年2月に編成された残留部隊(2500人)=山西残留特務団(団隊長今村方策)の一員として組み入れられた。旅団司令部からの「残留命令」であった。

49年4月に敗北して中共軍の捕虜となった。この間、中国人民解放軍と交戦、戦死者は550名。何のための戦争だったのか。

終戦により、当然にも外地派遣部隊は帰国復員することになった。だが、戦時中から山西省では日本軍と山西軍(閻錫山軍)とは親密な関係にあり、日本軍が引き揚げると八路軍との戦いでできなくなることを危惧した閻錫山軍は日本軍残留を企図した。

それは、A級戦犯に問われる動きを察知した澄田?四郎らの思惑と一致した。ために内部向けには「命令」によって残留を迫り、北支那派遣軍司令部への報告は「全員帰国した」と報告しなければならなかった。そのためにいったん軍籍から外す、という処置をとり、「山西軍」へ編入されていたのだった。すなわち「勝手に残った」「逃亡兵」の扱いとして、である。

軍籍を外された時点から、日本軍の記録からは末梢された。記録には一切ない。550名もの戦死者を生み出した激しい戦争は「その事実は無かった」のです。帰国後国会で、澄田、山岡らは(残留部隊は)「自願だった」と証言した。

稲葉さんたち兵隊は、戦後11年を経て56年7月に帰国するまでその事実は知らなかった。

絵鳩 毅さんについて(3月14日証言者)

絵鳩さんは証言される日の翌々日には97才の誕生日を迎えられます。たいへんお元気です。いままでもご自身の体験に基づく貴重なお話しをあらゆる角度から、何回も何回もお話ししてくださっていますが、今回は撫順戦犯管理所での6年間の体験を中心にお話しいただきます。 2008年11月30日に特集番組「認罪・撫順戦犯管理所の6年」(110分)がNHK衛星放送で放映されました。この番組がギャラクシー賞を獲得してその後も再放送が繰り返されました。 番組ではわからない本当の体験を絵鳩さんに証言していただきます。

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