絵鳩さん著 小冊子販売について

6月 9th, 2014

 絵鳩さんが膨大な量の自叙伝を書き残されていることは、「応援特集」の支部情報でお知らせした通りです。絵鳩さんは若いときから日記をつける習慣をお持ちでした。したがってその自叙伝は実に細かく、正確でした。
 戦争にかり出されていこう、日記をつけることができなかったのが苦痛だったとおっしゃっています。しかし、習慣が工夫を産んで戦争中の記録も実に見事に正確に記憶にとどめておられます。
 
絵鳩さんは、28歳で戦争にとられて、帰国したのが43歳でした。人生のど真ん中を15年間、戦争とシベリアと撫順で費やされたわけです。
たしかに絵鳩さんの膨大な自叙伝のすべてを活動の記録として記録し、残すことの意義ははかりしれません。ですが、私たちの力不足は悲しいばかりです。
 しかし何とかしてこの15年間の部分だけでも記録に残せないものかと検討して発刊したのが以下の3部作です。

第1作「撫順戦犯管理所の6年」(400円)

絵鳩毅さんは、本演劇「人のあかし」の主人公土屋芳雄さんと一緒にシベリア抑留、撫順戦犯管理所を体験されています。本芝居で「撫順戦犯管理所で何があったのか」は主要なテーマであります。
第1作「撫順戦犯管理所の6年」はすでに在庫がなくなりました。しかし芝居を見られた人にとっても貴重な資料になってくれるだろうと判断して急いで再刊の準備を進めてみたのですが、素人作業ですのでたいへん時間がかかっています。
せっかくですので 最近の絵鳩さんの証言などを収録して装いも新たに再刊しようと考えました。時間はかかりますが、ぜひ完成させたいと考えています。

絵鳩さんご自身の思想転変の過程が詳しく記されています。管理所の6年間をこれほど詳細に記録された方はおられないでしょう。ぜひお読みください。下記によりご注文を受け付けます。

今回は注文をいただいた方には再刊完成次第お送りするということにします。
本紙裏面の申し込み欄に記入の上、FAX、及びメールで
046-871-4263 松山宛に送信してください。
または、メールアドレス(kan.mat.hid@tbc.t-com.ne.jp)へ送信してください。

第2作「シベリア抑留の5年」(400円)

 第2作「シベリア抑留の5年」は、ソ連側から「反動分子」と決めつけられて、迫害を受けながらの収容所生活だった。また、同僚の罪状を調べるためのスパイを強要され、それを拒否したばかりに「おまえは帰さない!」と宣告されて、一生帰国はかなわないとあきらめたこともあったそうです。持ち前の強い信念を貫き通してこられた絵鳩さん体験も読み応えがあります。また、撫順での待遇とのあまりにもの違いに興味を引かれるものもあるでしょう。

第3作「皇軍兵士の4年」(400円)

第3作「皇軍兵士の4年」は、3作目に発刊しました。絵鳩さんは、戦地からも毎日のように日記代わりにはがきを書いて母親宛に送っておかれたそうです。
帰国後、藤沢市内の郵便局長を定年退職されたのを期に、これらを整理して自叙伝を書かれたそうです。軍事郵便の記述内容には厳しい制約があります。それでも工夫をこらして記録されたのです。その500枚のはがきには暗号めいた記述もありました。本誌も在庫が残り少なくなっています。なくなり次第本誌の注文は打ち切ります。必要に応じて再刊を検討しますが、時間がかかると思います。

販売価格
直接販売の場合
1部(1冊)400円、3部作1セット(3冊)1000円(第3作の在庫が僅少のため揃わない
場合があります)
送付の場合は送料をいただきます。(10部以上注文の方は送料を販売者側で負担します)
支払い方法は冊子送付のとき振込用紙を同封します。

注文方法は下記により、お願いします。
メール、およびFAXで、注文者、または発送先の①〒番号、②住所、氏名、③メールアドレス、TELを記入してご連絡ください。
メールアドレス : kan.mat.hid@tbc.t-com.ne.jp
FAX(TEL兼用): 046-871-4263  撫順の奇蹟を受け継ぐ会神奈川支部 松山英司 

注文記入欄
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第1作「撫順戦犯管理所の6年」
第2作「シベリア抑留の5年」
第3作「皇軍兵士の4年」

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